今日お越しいただいた大人の生徒さん。
その方のピアノに向き合う姿に、私自身、胸が熱くなるような素敵な刺激をいただきました。
30年のブランクを超えて
その生徒さんは、子どもの頃にソナチネまで修了され、その後ピアノから離れていらしたそうです。そして40代になり、30年という長いブランクを経て再びピアノの魅力に目覚められました。
今、その方が挑戦されているのは、いわゆる「大曲」。
驚いたのは、その難解な譜読みをご自身で進め、果敢に挑まれていることです。
「自力で読み解く」という揺るぎない基礎
ピアノにおいて、「書いてある音をきちんと自分の力で拾い、弾く」ということ。
当たり前のようでいて、実はこれが一番根気のいる、何よりも大切な土台です。
独学の期間も長かったとのことですが、ご自身で譜面と格闘し、一音一音を積み上げてこられたその「譜読み力」には、音楽に対する並々ならぬ敬意と情熱を感じました。この土台があるからこそ、その先の表現の世界がどこまでも広がっていくのです。
最高のショパンが響く日を夢見て
今はまだ、音を並べることに必死な段階かもしれません。
けれど、ここからレッスンを重ね、
• 繊細なテクニック
• 曲の背景にある深い表現力
• 無駄な力を抜いた、しなやかな身体の使い方
これらが少しずつ磨かれ、今の情熱と融合したとき……。
その先には、きっと誰もが息を呑むような、素晴らしいショパンが待っている。 私はそう確信しています。
人生の経験を重ねた今だからこそ出せる、深みのある音色。
いつかご自身が心から納得できる演奏で、素敵なショパンを奏でる日が来るのが、今から楽しみでなりません♪




